絵画 / 昭和〜平成
加山又造の絵画買取
買取相場: 数百万〜数千万円
加山又造(昭和〜平成)は、絵画の分野で高く評価される作家です。 代表作に千羽鶴・春秋波濤・月光波濤などがあり、買取市場でも安定した需要があります。 このページでは、加山又造の絵画の買取相場(数百万〜数千万円)、 真贋・査定で見られるポイント、高く売るためのコツ、そしておすすめの買取業者まで詳しく解説します。 ご自宅に加山又造の作品をお持ちで売却をご検討の方はぜひ参考にしてください。
加山又造とは
伝統と現代を融合させた日本画家。琳派に学んだ装飾性と斬新な構成で「現代の琳派」と称された。
加山又造は1927年に京都で生まれた日本画家です。西陣織の図案家の家に育ち、東京美術学校(現・東京藝術大学)で学んで山本丘人に師事しました。琳派の装飾性を現代的に再構築し、動物や裸婦、雪月花を大胆な構図と金銀を生かした華麗な画面で表現して「現代の琳派」と称されます。1966年に多摩美術大学教授、1988年に東京藝術大学教授を務め、東京藝術大学名誉教授となりました。1970年代末からは水墨画にも本格的に取り組み、1984年に久遠寺大本堂の天井画「墨龍」、1997年に天龍寺法堂の天井画「雲龍図」を手がけています。陶器の絵付や着物の意匠など絵画以外の分野にも領域を広げました。1997年に文化功労者に選ばれ、2003年に文化勲章を受章、2004年に没しています。
活動時期
昭和〜平成(1927〜2004)
ジャンル
絵画
代表作
加山又造の作品種別と見分け方
加山又造の名前で流通する品には複数の種別があり、種別によって買取市場での評価は大きく変わります。 査定を依頼する前に、お手元の品がどの種別にあたるかを確認しておくと、業者とのやり取りがスムーズになります。 なお、判断が難しい場合は自己判断で処分せず、写真査定で確認してください。
本画(日本画)
紙本・絹本に岩絵具で描かれた一点物です。金銀の箔や砂子を用いた華麗な画面が知られ、額装のほか屏風・襖・掛軸など仕立ての種類があります。斜光で見ると箔の継ぎ目や絵具の粒子、筆の運びが確認できます。
水墨画・墨彩
1970年代末以降に本格的に取り組んだ分野で、墨の濃淡と滲みを生かした山水や動物の作品があります。金銀を用いた装飾的な画面とは印象が大きく異なるため、同じ作家の作とは思われずに持ち込まれることがあります。紙の質、墨の滲み方、落款の位置が確認点です。
版画(リトグラフ・シルクスクリーン・木版)
余白に鉛筆の署名と分数表記のエディション番号が入るのが基本です。シルクスクリーンはインクの厚みが、木版は紙の凹凸と摺りのズレが手がかりになります。
陶器の絵付・染織の意匠など
加山又造は陶器や着物の意匠、天井画も手がけています。陶器であれば共箱と箱書き、染織であれば落款と付属の証明書類が確認点になります。
オフセット印刷の複製画
ルーペで拡大すると規則正しい網点が並びます。画集の図版や展覧会ポスターを額装したものが版画として出回ることがあり、真作とは評価が大きく異なります。
※ 種別の見分け方は目安です。精巧なものは実見でなければ判別できません。真贋用語の整理は贋作・偽物・模造・写しの違い、品目別の確認点は贋作・偽物の見分け方もあわせてご覧ください。
加山又造の買取相場
買取価格の目安
数百万〜数千万円
※作品の状態・サイズ・来歴・付属品(箱・鑑定書)の有無によって大きく変動します。正確な査定は専門業者への依頼をおすすめします。
作品の種別ごとの相場の見方
加山又造の名前で流通する品は種別によって市場が分かれており、ひとつの金額の幅で語ることができません。 種別ごとに何を基準に評価されるのかを整理しました。なお本ページでは、出典を明記できる公開オークションの落札実績以外の金額は掲載していません。
本画(日本画)
一点物であり、仕立て(額装・屏風・襖・軸装)と寸法、金銀箔の劣化を含む保存状態、共シール・共箱・来歴資料の有無が評価の軸になります。本ページの落札実績のとおり、国内主要オークションでは代表的な作品が継続して取引されています。
水墨画・墨彩
1970年代末以降に取り組んだ分野で、金銀を用いた装飾的な画面とは需要の層が分かれます。紙の質、墨の滲み方、落款の様式と制作時期の整合が確認されます。
版画(リトグラフ・シルクスクリーン・木版)
流通量が多く、同じ図柄でも刷りの状態、余白の鉛筆署名とエディション番号の有無、シートや額装の状態で扱いが変わります。肉筆とは市場が分かれています。
陶器の絵付・染織の意匠など
絵画とは別の分野として評価され、陶器であれば共箱と箱書き、染織であれば落款と付属の証明書類が確認点になります。絵画に強い業者でも分野が異なると評価しきれないことがあります。
オフセット印刷の複製画
ルーペで規則正しい網点が見えるものは複製です。版画として持ち込まれることがありますが、真作・正規エディションとは評価が大きく異なります。
鑑定機関がないことの影響
加山又造には公的な単一の鑑定機関が確認できないため、共シール・共箱の箱書き・展覧会歴・全作品集への掲載といった資料が帰属の裏づけとして重く扱われます。資料の有無で業者ごとの評価に差が出やすく、日本画・近代美術の実績がある業者を含めて複数社に無料査定を依頼して比較してください。
買取価格を左右する5つの要素
真贋・極め
加山又造の真作であることの確認が評価を大きく左右します。特に「落款・印章の確認が重要」が重要なチェックポイントです。鑑定書・極め書(箱書き)があると有利です。
状態
傷・欠け・シミ・直しの有無は査定額に直結します。絵画は特に状態評価がシビアなため、無理な手入れは避け、現状のまま査定に出しましょう。
付属品・極め
共箱(作家の箱書き)・鑑定書・栞・購入時の資料が揃うほど高評価になります。加山又造の場合「共箱・鑑定書の有無で価格が大きく変動」も確認されます。
作品の格・サイズ
代表作(千羽鶴・春秋波濤・月光波濤)に通じる優品や、昭和〜平成の充実期の作、サイズ・図柄の良いものは需要が高く高額になりやすい傾向です。
市場の需要
加山又造の絵画は、国内外のコレクター需要を反映できる業者ほど高く評価します。相場の背景は下記の市場評価セクションも参考にしてください。
加山又造の買取市場での評価・相場の背景
加山又造の作品は、華麗な装飾性をもつ本画(肉筆)と、数多く制作されたリトグラフ・シルクスクリーンなどの版画が併存しているため、まず媒体の区別が評価の出発点になります。本ページの落札実績が示すとおり、国内主要オークションでは日本画の優品が継続して取引されており、代表的な大作は非常に高い水準に達します。一方で版画は流通量が多く、同じ図柄でも刷りの状態や署名・エディション表記の有無で扱いが変わります。また、金銀の箔を用いた作品は銀箔の黒変や箔の浮きといった経年変化が状態評価に直結し、屏風・襖・掛軸といった仕立ての違いによっても買い手の層が変わります。加山又造には公的な単一の鑑定機関が確認できないため、共シール・共箱の箱書き・展覧会歴・全作品集への掲載といった資料が帰属の裏づけとして重く扱われるのも特徴です。日本画と近代美術の双方に実績がある業者へ依頼し、複数社の評価を比較することが実務的な進め方になります。
加山又造の公開オークション落札実績
2026年6月20日確認 / 出典:SBIアートオークション公式落札結果、シンワオークション公式落札結果
日本画は数百万円台が中心ですが、屏風など代表的大作はオークションで数千万円〜億単位に達します。近年はSBI・シンワなど国内主要オークションで安定して取引されています。
※ 上記は公開オークションでの過去の落札実績の一部です。落札価格は手数料の扱い・為替・開催時期で変動し、真贋・状態・作品の格により評価は大きく異なります。お手元の品の価格は無料査定でご確認ください。
加山又造作品の査定・鑑定の出し方
鑑定機関について
加山又造について、公的な単一の鑑定機関は確認できませんでした(2026年7月時点・東美鑑定評価機構の一覧にも掲載なし)。共シール・来歴・展覧会歴・カタログレゾネ等の資料が査定の鍵になります。
- 1写真査定(無料)で概算を知る:スマホ写真をLINE・フォームで送るだけで概算がわかります。この段階で複数業者に送り、評価の高い業者を見極めます。
- 2現物査定(出張・持込・宅配):共箱・箱書・鑑定書・購入時の資料を必ず一緒に見せます。付属品の有無で評価が大きく変わります。
- 3正式な鑑定書が必要な場合:鑑定機関・専門家への依頼は費用と日数がかかるため、まず買取業者の無料査定で価値の目安を確認し、高額が見込める場合に検討するのが実務的な順序です。
※ 鑑定書・共箱の有無は評価を左右する最重要要素のひとつです。上の落札実績でも、鑑定書・箱書の有無や帰属の確かさが価格差の大きな要因になっています。
加山又造の作品を高く売る4つのコツ
複数業者に相見積もりを取る
絵画の評価は業者の得意分野で差が出ます。最低3社に査定を依頼し、最高額の業者に売却しましょう。
共箱・鑑定書などの付属品を揃える
付属品の有無で査定額が数倍変わることもあります。探してから査定に出しましょう。
自分で修復・クリーニングしない
経年の風合いも価値の一部です。素人の手入れは価値を下げるため、現状のまま専門家に任せましょう。
専門性の高い業者を選ぶ
加山又造のような絵画は、骨董・古美術に精通した業者ほど適正に評価できます。
加山又造作品の鑑定・真贋のポイント
加山又造の絵画は人気が高く、精巧な写しや贋作が市場に出回ることもあります。 以下のポイントは査定士が真贋・評価を判断する際に重視する点です。判断が難しい場合は無理に自己判断せず、専門業者の査定を受けましょう。
落款・印章の確認が重要
状態(シミ・退色・破れ)の良し悪し
共箱・鑑定書の有無で価格が大きく変動
加山又造の査定で見られるポイント
査定士が実物を見るときに確認する項目です。どれか一つで真贋や評価が決まるわけではなく、複数の要素の整合性から判断されます。 事前に自分でも確認しておくと、査定結果の説明を理解しやすくなります。
| 落款・印章 | 位置・書体・朱肉の乗り方を確認します。印影が平坦で滲みがない場合は印刷の可能性を検討します。 |
|---|---|
| 共シール・共箱・箱書き | 加山又造には公的な単一の鑑定機関が確認できないため(本ページ内の鑑定機関の項を参照)、共シールや共箱の箱書きが帰属を裏づける重要な材料になります。剥がさずそのまま提示してください。 |
| 状態(シミ・退色・破れ) | 紙本・絹本はシミ、ヤケ、折れ、破れ、絹の劣化が評価に直結します。屏風は蝶番や縁の傷みも見られます。 |
| 金銀箔の劣化 | 銀箔は経年で黒く変色することがあり、箔の浮きや剥離とあわせて状態評価の対象になります。手で触れると指紋や皮脂が残るため注意が必要です。 |
| 技法と制作時期の整合 | 金銀を用いた装飾的な画面と、1970年代末以降の水墨では作風が大きく異なります。技法・画題・落款の様式に食い違いがないかを、来歴の資料とあわせて確認します。 |
| 版画の署名とエディション番号 | 余白の鉛筆署名、分数表記の番号、「E.A.」「A.P.」などの表記の有無を確認します。 |
| 来歴・展覧会歴・カタログレゾネ掲載 | 購入先の資料、展覧会への出品歴、全作品集への掲載といった資料が査定の鍵になります。 |
| 寸法と仕立て | 屏風や大画面の作品は寸法・仕立ての形式(額装・屏風・軸装)によって需要が変わるため、採寸できる状態で査定に出すとやり取りが早くなります。 |
※ 共箱・箱書きの見方は共箱・箱書きとは、本物に共通する判断材料は本物に共通する5つの特徴で詳しく解説しています。
加山又造の作品を売る前に注意したいこと
- 1金銀箔や絵具の面を素手で触らないでください。指紋や皮脂は除去が難しく、状態評価に影響します。
- 2共シール・落款周りのシールやラベルを剥がさないでください。帰属を示す資料になります。
- 3掛軸を無理に開いたり、強く巻き直したりしないでください。折れや亀裂の原因になります。
- 4自分でシミ抜き・拭き取り・補修をしないでください。手を入れた跡自体が評価を下げます。
- 5銀箔の黒変を磨いて落とそうとしないでください。箔そのものが失われ、取り返しがつきません。
- 6屏風は畳んだまま立てかけず、平らな場所で保管してください。蝶番や縁の傷みは状態評価の対象になります。
- 7共箱・箱書き・購入時の資料・展覧会図録は捨てず、作品と一緒に査定に出してください。
※ 保管方法の基本は骨董品の正しい保管方法をご覧ください。
加山又造の作品をお持ちですか?
複数の業者に査定を依頼して、最も高い査定額で売却しましょう
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→ 絵画の買取相場・おすすめ業者をもっと見る加山又造の買取に関するよくある質問
Q. 加山又造の作品はいくらで売れますか?
A. 加山又造の絵画の買取相場は数百万〜数千万円が目安です。真贋・状態・付属品・作品の格によって大きく変動するため、正確な金額は無料査定で確認しましょう。
Q. 傷んだ加山又造の作品でも売れますか?
A. はい。加山又造のような評価の高い作家の作品は、傷みや欠けがあっても修復・再販を前提に買取されることが多いです。自分で手入れせず、現状のまま査定に出してください。
Q. 本物かどうか分かりませんが査定できますか?
A. 問題ありません。専門の査定士が落款・印章・作風・付属品などから真贋を判断します。加山又造の作品は精巧な写しも存在するため、専門業者での査定がおすすめです。
Q. 加山又造の作品を高く売るには?
A. 複数業者への相見積もりが最も効果的です。共箱・鑑定書などの付属品を揃え、骨董・古美術に強い業者を選ぶことで、より高い査定が期待できます。
Q. 加山又造の買取相場はいくらですか?
A. 一律の金額をお示しすることはできません。本画(肉筆)か版画か、印刷の複製かで評価の桁が変わり、さらに真作かどうか、仕立て(額装・屏風・軸装)と寸法、シミや退色などの保存状態、共箱・共シール・来歴資料の有無によって大きく異なります。お手元の作品については無料査定で複数社に確認してください。
Q. 加山又造の版画と肉筆の日本画はどう見分けますか?
A. 斜めからの光で絵具の盛り上がりや箔の質感、筆跡が確認できれば肉筆の可能性が高く、画面が平坦で余白に鉛筆の署名とエディション番号があれば版画の可能性が高くなります。ルーペで規則正しい網点が見えればオフセット印刷の複製です。判断が難しい場合は自己判断せず査定士の実見を受けてください。
Q. 加山又造の鑑定書がない作品でも買取できますか?
A. 買取の相談は可能です。加山又造については公的な単一の鑑定機関が確認できないため、共シール・共箱の箱書き・展覧会歴・全作品集への掲載といった資料が帰属の判断材料になります。手元に残っている資料は、断片的なものでも一緒に提示してください。
Q. 金銀の装飾がない水墨の作品も加山又造の作ですか?
A. 加山又造は1970年代末から水墨画にも本格的に取り組んでおり、墨の濃淡を生かした作品も制作しています。ただし作風だけで真贋を判断することはできません。落款・印章、共箱や共シール、購入時の資料をあわせて、専門家による鑑定で確認してください。
Q. 加山又造の買取査定はどこに依頼すればよいですか?
A. 日本画・近代美術の取り扱い実績がある業者を選び、3社程度に査定を依頼して比較するのが基本です。屏風や大作は搬出方法の相談が必要になるため、出張査定に対応しているかもあわせて確認しておくとよいでしょう。
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